カシミヤニットのカスタムオーダー UTO

【世界のカシミヤの聖地】岩手県北上市から世界に発信

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2011年東日本大震災で大きな痛手を負った東北。表面は復興したかに見えるところもありますがまだまだ復興半ばだと感じます。そんな東北で、『岩手の北上には、お洒落で明るい世界に通用するカシミヤの会社があるんだよ』と言ってもらえる職場を作ることこそ希望で、それが地方創生の本髄だと思います。

目次

    震災の東北に、カシミヤの明るいニュース作りで貢献したい

     2011年東日本大震災で大きな痛手を負った東北。表面は復興したかに見えるところもありますがまだまだ復興半ばだと感じます。
     そんな東北で、『岩手の北上には、お洒落で明るい世界に通用するカシミヤの会社があるんだよ』と言ってもらえる職場を作ることこそ希望で、それが地方創生の本髄だと思います。
     人それぞれ得意不得意が有ります。数字が得意な人、営業が好きな人、モノづくりが好きで得意な人、いろんな人がいます。UTOのニット作りで一人でも多くの雇用が生まれものづくりで生活の糧を得ることが出来る職場を作りたいと思っています。

     20代は世界を飛び回る旅行屋。30代はニットアパレルで日本中のブティックや百貨店さんと仕事をさせて頂きました。40代に独立し、無謀にも工場を作って上手くゆかず、どん底をはいずりました。そして岩手に来たのを機に事業が上向きはじめました。決定的だったのはふるさと納税でカシミヤが好評を得たことでした。二年目にして全国から2億円の寄附を頂き、その後8年間で17億円を超す寄附と頂き、北上市にも、寄附者の方々にも喜ばれ、何よりも当社の経営に大きく貢献してくれました。
     こうしたウィンウィンの縁を大切にし、岩手の雇用に貢献したい。というより、この地のまじめで丁寧なモノづくりで世界に発信したいと思っています。

    岩手県北上を世界のニットの聖地にしたい

     イタリアのミラノとフィレンツェの間にモデナという街があります。車好きな方ならすぐに「ア!」と、にっこりする人が多いと思います。ここはイタリアの名車フェラーリの本社がある処で、F―1などの車好きの人なら一度は訪れたいと願う憧れの地なんです。
     私の望みは、F―1のファンがフェラーリの街モデナを訪れるように、世界中のカシミヤ好きが、UTOの工場のある岩手県北上市に集まってくれる処にしたいのです。
     
     カシミヤが好きで、北上に行って自分のカシミヤセーターやストールを作っているところを見たり体験をしたりオーダーしたいという人が世界中からUTOに来てくれる。その後、豊かな自然や文化に恵まれたみちのくを旅してもらいたい。そして若者たちに、ここからビジネスをするためにニューヨーク、ミラノをはじめ世界に羽ばたいて欲しいのです。
     
     縁があって山梨から岩手に移ってきたUTOですが、北上に来たことを機に、北上の人達に支えられてここまできました。何より岩手の若い職人たちが頑張ってくれています。モノづくりの環境もブランドの重要な一部だと思います。
     世界最高級の原料で世界中のどこよりも丁寧なモノづくりを基に、緑の美しい芝生の中に建つ仕事のしやすい明るく清潔な工場で、芸術品のようなUTOカシミヤが作られる。東北で一番お洒落な工場でモノづくりをしてもらいたい。そして大都市にも負けない豊かな生活をおくれる経済的な基盤を作ること。こんな工場を残したいと思っています。

    わたしが書いています

    株式会社ユーティーオー宇土 寿和(うと としかず)

    宇土 寿和

    UTOの、宇土です。
    「ライブラリー」の記事で、ウールの宝石と言われるカシミヤニットの魅力や特徴を知っていただき、より多くカシミヤ製品を手にとっていただく機会が増えれば幸いです。