【天然素材へのこだわり】持続可能で地球に優しいもの作り
1992年の創業当時、まだSDGsという言葉が無かった頃から、天然素材を使ってもの作りをしてきました。カシミヤは酪農の牛乳と同じ農産物です。牧民がカシミヤ山羊を育て春に生え変わる冬毛のうぶ毛を収穫して生計を立てる農産物ですので持続が可能であり、廃棄することになっても土に帰るので地球にも負荷を与えません。UTOがすべての製品を成形ニットにするのもCO2を出来るだけ出さずに限りある資源を大事に使いせっかくの糸を無駄にしたくないというこだわりがあるからです。UTOは天然素材は地球環境にもやさしいもの作りが出来ると確信しています。
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持続可能で地球に優しいもの作り
天然素材は地球環境にもやさしいもの作りが出来ると確信しています。
1992年の創業当時、まだSDGsという言葉が無かった頃から、天然素材を使ってもの作りをしてきました。天然から供給される素材が好きだし、自然と共存しながら原料を生産する人達に少しでも役に立てればと思っているからです。
会社を始めた当初、精一杯背伸びして天然素材のウールをはじめ、アルパカ、モヘア、コットン、麻、シルクと、多く品揃えをしていろんな素材を扱うことが出来ることをアピールしましたが、各々の素材は奥が深く自分では満足できませんでした。結果残ったのは敗北感と在庫で、結局独立以前に在籍していた会社のミニ版に過ぎず魅力に欠けるんです。
頑張ってやっているつもりで素材の品目が増えるのは『売るためには沢山の品揃えをしないと不安』が原因だと気づき、『何でも有りますは、結局何にもない』ということを身をもって体験することになりました。
どうせやるなら自分が好きで自信を持てる素材、ニット屋になってカシミヤニットに出会って以来魅せられ、究極の天然素材と言えるカシミヤに絞り込んでやっていこうと決めました。好きなカシミヤでだめだったら悔いは残らない。カシミヤでダメな時はきっぱりとニットは諦めようと決断したとたんに重く覆っていた雲が晴れるような心境でした。もちろんカシミヤ一本に絞り込むことでハンディを負うことも確かですが、新参者で才能のない自分が人様に伍していくにはこれしかない選択だったと思います。
カシミヤは酪農の牛乳と同じ農産物です。牧民がカシミヤ山羊を育て春に生え変わる冬毛のうぶ毛を収穫して生計を立てる農産物ですので持続が可能です。廃棄することになっても土に帰るので地球にも負荷を与えません。
UTOがすべての製品を成形ニットにするのもCO2を出来るだけ出さずに限りある資源を大事に使いせっかくの糸を無駄にしたくないというこだわりがあるからです。