カシミヤニットのカスタムオーダー UTO

【カシミヤの紡績】ゆっくりゆっくり効率の悪い糸づくり

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カシミヤの糸作りを極々簡単に言うと、一定量の原料をそろえてカーディングした後に撚りをかけることが糸づくりの基本です。

目次

ゆっくりゆっくり効率の悪い糸づくり


 カシミヤの糸作りを極々簡単に言うと、一定量の原料をそろえてカーディング(髪の毛のブローのように繊維をそろえること)した後に撚りをかける(ミュールといいます)ことが糸づくりの基本です。
 染めて、ブレンドされたカシミヤの原料が巨大なカード機でカードされる光景は圧巻ですが、わたの塊を櫛で何回も何回も丁寧にブローしているようなものです。紡績の基本はどの素材でもあまり違わないと思いますが、カシミヤ専門の紡績はスピードが遅く、丁寧に丁寧にカードしています。この効率の悪いスピードの遅さも繊細なカシミヤの繊維を切らないようにする配慮なのです。

わたしが書いています

株式会社ユーティーオー宇土 寿和(うと としかず)

宇土 寿和

UTOの、宇土です。
「ライブラリー」の記事で、ウールの宝石と言われるカシミヤニットの魅力や特徴を知っていただき、より多くカシミヤ製品を手にとっていただく機会が増えれば幸いです。