カットソーとは
ニットには『成形』と『カット』があります、その違いはなんでしょう?
一枚のニットセーターは通常、前身ごろ、後ろ身ごろ、右袖、左袖、衿の5つのパーツから出来ています。
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ニットの基本の成形に対してのカットソー
ニットには『成形』と『カット』があります、その違いはなんでしょう?
一枚のニットセーターは通常、前身ごろ、後ろ身ごろ、右袖、左袖、衿の5つのパーツから出来ています。これは布帛でも同じでしょうが、そのパーツがニットの編地で出来ていて、このパーツを編みながら形作っていくのが成形で、あらかじめ織物のようにニットを反物のように編んだ後にパーツをカットして縫うのがカットソーです。
普通のニットを編む(主にセーター)横編みに対して、丸編みといってぐるぐる回りながら筒状に編地を編んでいく機械があります。この機械を丸編み機といいます。
編みあがった編地は筒状ですからそのままセーターには出来ないのでカットして四角い反物にした後パターンにあわせてカットし縫製します。いわゆるカット・アンド・ソー。一般に言うカットソーという奴です。Tシャツなどは殆どこの方法で作られます。
しかし、丸編み機だけでなく横編み機で編地を編んだ後にカットして縫う場合もあります。
いづれにしてもカットソーとは成形ニットに対するニットのなかでの呼び方なんです。