カシミヤの糸に「紡ぐ」
ワタに撚りをかけると糸になる。これが、紡ぐということになります。1gのワタを26メートルに紡ぐ、これが26番単糸です。(1/26と書きます)理論的には理解できますが、これを実際に人の手で紡ぐ人がいるのには驚きです
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これぞ職人芸

複数の色のカシミヤ(カシミア)のワタをミックスさせた1gのワタ

始めます!と、いとも簡単に紡ぎ始めます。
あっという間に5メートル、7メートルと紡ぐ職人さん

はい、26メートルだから26番手の糸です。唖然!人間業とはおもえない。
ブレンド
トップで染めたワタをブレンドしながら均一シート作りが紡績の始めです!さて問題です。これは何色でしょう。オレンジ、ホワイト、グレイなどの色が入っています。

ホワイトの中に黒い色がみえますね。そうです、これは杢グレイになります。

カード
貴重な原毛を、なんとしても傷つけないように繊細な仕事をする機械(カード機と言います)は迫力満点!


音も凄い!


ごつい機械が繊細な繊細な仕事ぶり
ミュール
ワタが糸になる。それはワタに撚りがかかることで糸が生まれます。撚りをかけることを「ミュール」と言います。

広い場内

均一な撚りをかける為に日々努力

ワタの飛び込みが無いように、カラーのラインとホワイトのラインは別部屋で行われます
単糸上がり
芋?
工場の人はそう呼びます。これが出来上がった、単糸です。ウェイト検品器にかけて1gでも違ったらはじかれます。

さつま芋?


