ラ・キンタ ホテル パームスプリングス・USA
パームスプリングスへ行くんだったら、ロスアンジェルスから車がお勧めです。
L・Aから西へ向かって一時間も走ると、荒涼とした砂漠の両側の山に風力発電の巨大な風車の列が現れます。強い追い風の中を走るにつれてだんだんと数を増し、道の両サイドの山に何百基も回転している風車の群れは圧巻です。
『こんな処でガス欠になったら』と不安になりだすころ、パームツリーが見え始めます。パームツリーが現れるとパームスプリングスは間近です。
パームスプリングスはスプリンクラーが水飛沫を上げて回り、花の溢れる緑のオアシスの街です。
風の強い荒涼とした砂漠を車で走って辿り着いた時の嬉しさは格別の感があります。だから是非車で入られることをお勧めです。
パームスプリングスのリゾート開発で最初の頃に作られたホテルラ・キンタはスペイン風のホテルです。
荒涼とした赤茶けた山を背景に赤いレンガに白壁、中世スペインの大農園の領主の館。『花ホテル』と呼びたいほど花が一杯のホテルで、庭の随所にたわわに実ったバレンシア・オレンジやオリーブが地中海を演出しています。
宿泊は庭付きの一戸建てコテージ。庭にも色とりどりの花が植えられ自宅のような気分です。
このホテルは、PGAのゴルフトーナメントも開催するほど全米でも有名なホテルなんです。ここへ来たらナントしてもゴルフをしなくちゃ始まりません。
砂漠ですから雨の心配は全く無用の、毎日がゴルフ日和。
荒涼とした砂漠と緑のフェアウェイのコントラストは息を呑む美しさです。赤茶色の岩山の前にぽっかりと緑のグリーンが浮かんでいる絵のようなショートホールはゴルフボールのCM通り眺めは美しいけど、ワンオンしなかったらボールは砂漠の中というホールです。
勿論僕のボールも砂漠の中。拾いに行こうと思っていたら、看板に、『諦めなさい、砂漠の中にはガラガラヘビ』です。
ラウンドを終えて、コテージの庭にデッキチェアーを出して庭の花々を眺めながら、今日のゴルフ談義に花を咲かせます。ふと気が付くと、庭の木にハチドリがニワトリの卵ぐらいの大きさの可愛い巣を作っています。卵を抱いているのか、安心しきっているのか、全く動きません。
至福の時を感じます。こんな時間を持てるんだったらまた頑張って仕事をしようと気力が湧いてきます。
これがリゾート効果なんでしょう。
La Quinta Hotel GC Dune Course
PGA West Jack Nicklaus Course