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青山の風変わりビル

不景気といいますがその割には新しいビルが次々に建って街の景観が変わりますね。青山界隈も例外ではなく近年随分と変わりました。
その中で、『へぇー』というようなビルがあります。とにかく他とは変わったビルです。
僕の主観と偏見で選ぶ青山表参道界隈の風変わりビルベストスリーを紹介します。

国連大学校.jpg

第1棟目は、国連大学校ビルです。青山通りに面していて青山学院の向かい側に、1993年に出来ました。
ここ青山の骨董通りで創業して間もなく完成したのでとても印象が深いビルです。
ピラミッドのような三角形のビルでとってもかっこいい建物で、亡き丹下建三の設計です。

第2棟目が、プラダ青山です。青山通りと表参道の交差点を、表参道通りと反対側のみゆき通りに入ってすぐ。ブルーグリーンのビー玉色のビルなのですぐに分かります。
ガラス張りのビルは沢山ありますが、ここはガラスで出来たビルです。もちろん構造上は鉄筋で出来ていてガラスで覆っていて、ガラスだけではないんでしょうが、素人の僕が見たところガラスで出来ていると見えます。

プラダはご存知、ミラノが発祥の毛皮の老舗。毛皮がどん底の時に3代目のミゥシャ・プラダが工業用防水ナイロンでバッグを開発し大ブレイクした。あの逆三角形のマークのブランドですね。
このごろはトータルファッションとしてここでも各フロアーで展開しています。一階や地下の売場は外からもろに透けて見え、僕みたいな貧乏人は、『買う人も売る人も結構緊張するんだろうなぁ』なんて思ってしまいます。

プラダ.jpg

設計は、ヘルツォーク&ド・ムーロンというスイスの幼馴染の2人の建築家だそうですが、北京オリンピックのメイン競技場、鳥の巣も彼らの設計だそうです。好みとか、街に合う合わないは別にしてかなり独創的な建物です。2005年の日本建築協会のデザイン賞を受賞しているそうです。

3棟目は、青山通りに面して、骨董通りとの三叉路の角に建っている紀ノ国屋のビルです。このビルは上の方が広く下が狭いという逆三角形のようなビルなんです。

2011青山・表参道 005.jpg

僕は『よくあんな下が透けそうな所で仕事が出来るなぁ』となんとも落ち着かない気分です。
以前この紀ノ国屋は日本初のスーパーマーケットながらセレブ御用達の超高級食材店と紹介しました。建て替えの時は、『きっと伝統の紀ノ国屋、青山らしい素敵なビルが建つんだろうなぁ』と楽しみにしていたのですが、なんとも危ういビルが建ってしまいガッカリでした。

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