カシミヤニットのカスタムオーダー UTO

元気なイタリアンのトラットリア

今回はイルパッチョコーネという名前のイタリアン・トラットリアを紹介します。
前、家庭中華料理の『ふ~みん』を紹介したのですが、とっても好評で、UTOには寄ってもくれないのに、『あれが切っかけで、青山へ行ったら必ず行くんだよ、だから早く次を紹介して』といわれるんですが、どうも食にあまり執着がなくそこらへんで済ませてしまいがちで、食の情報が貧弱でスイマセン。
ルパッチョコーネ。なかなか響きの良い名前ですが、『食通の太っちょの男の人のこと』だそうです。トラットリアとはリストランテより気軽に入れる食べ物屋さんというところでしょう。

イルパッチョ外観.jpg

40年近くも昔、旅行の添乗員の駆け出しのころイタリアに初めて行くことになったときのことです。
上司から、『お客さんと一緒ならリストランテだろうが、リストランテは高級で高いぞ。
トラットリアという気軽に入れる庶民的な店やバールと言う立ち食いの店があるから、自分で飯を食う時にはそっちじゃないと出張手当は赤字になるぞ』、とアドバイスをもらい、以来イタリアへ行った時はもっぱら、トラットリアや同じような家庭的なピッゼリアで食事していました。
でも、何を食べても美味しいのがイタリア。自由時間にお客様と一緒に食べようということになっても庶民的な店の方が安くて美味しいと喜んでもらえました。

ルパッチョコーネの場所はUTOからすぐ近くなんですが、骨董通りからちょっと離れた六本木通りに沿っているのでなかなか気がつかないと思います。ここら辺では珍しくビルの中ではなく一戸建てです。壁の角に1文字ずつTORATTORIAと縦に看板が出ています。 ここだけイタリアが一軒移ってきたような良い雰囲気を作り出しています。

イルパッチョ本日のメニュー.jpg

僕が行くのはもっぱらランチタイムですが、店に入るとイアリア語が飛び交う元気なスタッフ達に嬉しくなります。
お昼のメニューは前菜からメインまできちんとコースを用意してありますが、そんな洒落たコースで注文したことはありません。もっぱらパスタやピッツアをメインにデザートと食後の飲み物の付いたランチコースを頼みます。パスタのコースなんて本場イタリアではスープだけの食事みたいで考えられないメニューかもしれませんが日本人は(少なくても僕は)お腹一杯です。
 
味は、食に貧弱な僕だけでなく今まで誰と行っても『超おいしい!』と言ってくれたので間違いないです。
お勧めはパスタランチとピッツアランチを二人以上でシェアすること。熱々の釜焼きピッツアはとっても美味しいんですが一人では大きすぎてとても食べきれません。自家製のフォカッチャは食べ放題。これで1050円はとっても価値があります。

イルパッチョ内部.jpg

ただランチタイムはすぐ席が一杯になってしまいます。そうなるとここら辺は他に行く店が近くにないので、早めか遅めがいいですよ。

お腹の満足と元気をもらえるお店です。

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