ＵＴＯには自家用車はありませんが、自転車があります。
ちょっとした用事に自転車はとっても便利で、お天気次第ですが２駅ぐらいはかるいもんです。
　　
無印良品で買ってきたエコカーはこのビルのエレベーターにも乗り、オフィスの１０階の階段の隅に入ります。９．１１の大震災以来１階の自転車置き場は凄い競争率で自分の自転車を掘り出すのに体力と時間が必要でしたが、これなら歩道に放置して通行人に迷惑を掛けることもありません。



自転車で走り回るまではあまり気がつかなかった東京の地形ですが、この青山付近は坂が多いんです。

日本で一番広い関東平野と中学の頃に教わって以来、東京はなんとなく平べったいイメージがありました。関東平野の地図では東京の殆どが緑の平地の表示ですからね。
港区で一番低い所にあるのが海岸沿いの新橋、浜松町、芝浦辺り。日の出桟橋もあります。
海を背に新橋から外堀通りを虎ノ門・赤坂見附までほぼ平坦です。

その間にある溜池は地名のとおり、４００年前家康が江戸に都を作り始めた頃は、霞ヶ関から赤坂まで広がる大きな池で新橋の方から海に繋がっていたそうですから。

赤坂見附から渋谷に向かって青山通りはずっと上り坂で、ここ南青山５丁目、６丁目辺りから宮益坂辺りまでが一番高くちょっとした丘の頂きになっています。

宮益坂から下りで、下りきった所が渋谷の駅。

青山通りの下を走ってきた地下鉄・銀座線が東急百貨店の３階に着きますから、相当に下っているんですね。
渋谷を過ぎると道玄坂の急な上りになります。江戸時代、ここは原宿の方から渋谷川が流れていたようで、明治通りはこの川に沿っている、というよりその川が道路になったようです。とするとその川の水はどうなっているんでしょう？

骨董通りは丘の尾根辺りでほぼ平坦ですが、外れの富士フィルムの本社がある高樹町からは右は渋谷、左は麻布へと下ります。北の方向へは表参道から原宿に向かって下っています。たまに、原宿から歩いてこられる方がいらっしゃいますが、例の表参道のケヤキ並木の通りは原宿から表参道まではずっと上りです。
骨董通りは『青山の丘の上通り』なんです。