地下鉄表参道を地上に出て渋谷の方に向かうと、左側に青山学院大学があります。その青山学院から青山通り（国道２４６号線）を挟んだ向かい側にピラミッドのような三角形変わったビルがあります。これが今回ご紹介する国連大学校です。

４０年ぐらい前ここの裏で旅行屋を始めた頃、ここは都バスの車庫で一日中排気ガスが絶えないところだったんですが、今ではこの国連大学校を始めこどもの城劇場や楕円形をしたオーバルビルが出来て青山でも近代的な一角になりました。



この国連大学校は日本にある唯一の国連機関だそうです。
ピラミッドのような三角形の建物は丹下健三の設計で、周りとの調和はさておきとにかく目立ちます。
国際的な研究機関の中枢で教授や学生のいない大学だそうですが、学生のいない大学にいまいちピンときません。戴いたパンフレットを何回読んでも、百三十億円ほどかかった建築費は日本の寄付、土地は東京都が無償で貸与しているぐらいしかよく理解できません。
広々としたロビーはいつも閑散として、週末は前のスペースでバザールが出来るほどゆったりした処で、狭い事務所で汲々としているものとしては羨ましい限りです。



１９９２年の開所式の時は、ＵＴＯのオフィス（前身の㈱ｂｈｆインターナショナルという名前）がすぐ近くの骨董通りでしたので良く覚えています。
この日は、日本の皇太子さまを始め各国の大使やお歴々が出席され外交官ナンバーの車のオンパレードでした。

普段、東京の中でもこの界隈は外交官ナンバーの多い所だと思いますが、（外）の外交官ナンバーや、○のなかに外のマークの大使公用車はその車自体が治外法権だと聞いたことがあります。
違法駐車していても取り締まりが出来ないような話も聞きます。そんなときどうするのかちょっと興味がありますが、もちろんそんな違法駐車等の現場に出くわしたことはありません。