ここ青山・表参道には落ち着いた雰囲気の大人のレストランや小洒落たイタリアンレストラン、巨匠のお店等がたくさんあり、度々テレビや雑誌に紹介されています。
テレビ等で紹介された店は思わぬ大行列で、『テレビで紹介されたからね』とか、『雑誌に出てたから当分駄目だね』と噂していますが、しばらくは外からの来客で締め出されてしまいます。

でもここで働く者にとってお昼は毎日の事。そんなお優雅なお昼は摂ってられません。定食屋さんのような庶民的なお店が極端に少ないのが悩みの種です。ＵＴＯではお弁当がもっぱらですが、気分転換に外を歩きたいのであっちこっち捜しますが、何時の間にか店は絞られてしまいます。



お気に入りは、お花の小原流会館の地下にある家庭中華料理の『ふ～みん』です。
ここは一時過ぎに行っても必ず並んで待つぐらい混んでいますが、何を食べても美味しいと思っています。入り口にはいつも新鮮な花が活けられ、サービス係りの人の溌剌とした動きや言葉使いもここら辺りではぴかいち。お値段も味やグレードの割には格安感があります。お薦めです！
ただ、人気の梅入り『角煮ランチ』だけは早くいかないと売り切れになってしまうのでご注意。

行くときは殆ど一人なのでカウンター席に案内されることが多いんですが、ここから丸見えの厨房ではそれこそ戦争状態。料理人さんの中にひときわ小柄なオーナーの斎さんが不釣合いなほどの大きな中華鍋を振っている姿を眺めるのも楽しみです。料理の合い間に店内に目を配ってお客様に挨拶される姿は、時々テレビの料理番組で見ていた優しそうなあの斎ふーみんさんです。

残念ながら四種類ある日替わりのランチは一時過ぎはどれかは終了している程の人気ですが、定番のシンプルな中華風ふ～みんソバはお気に入りです。

ＵＴＯはここで創業して２０年。初めの頃は毎日に近いくらい行っていたのに、このごろは歳のせいか食が細くなってしまい、回数が減ってしまったのが少しさびしい。（なにせ美味しくて量が多いのです）

追伸：ふーみんは、ランチ時間は必ず行列が出来ているはずですが、並んでいるから又にしようと帰ると永遠に食べれませんよ。
列はけっこう早く進みますよ。