UTO(株式会社ユーティーオー)

2000.6 小金井公園の音楽家たち 

*  カシミアおやじのたわごと *

 我が家の玄関から小金井公園の入り口まで約1700歩。距離にして1、2キロ。時間にして12~3分です。10回以上測ってみましたが、毎回50歩も違いません。

 SOHO(ソーホー)での仕事の時間が空くと、気分転換と運動不足解消を兼ねて歩くようにしています。ウィークデイや朝夕の公園はジョギングや犬の散歩の人がすれ違うぐらいでひっそりとして、大きな木々が喧騒を忘れさせてくれます。でも休日となると広い公園がとても賑やかです。家族連れや犬の散歩はもちろんですが、楽器が加わってさらに賑やかになります。

 トランペットやトローンボーン、ホルン、サキスフォーンなどの金管楽器。アフリカあたりの民族楽器のタムタムや韓国の太鼓など大きな音のするものが主流です。弦楽器やフルートのような繊細な楽器はあまり見かけません。

 各自思い思いに練習していますが、共通するのがみんなかなり下手なんです(スイマセン!笑)。残念ながら足を止めて聴いていこうというのにお耳にかかったことがありません。本人は下手だから上手くなる為に、近所の迷惑にならないようにと広い公園に来たんでしょう。こんなに下手だったら家でやれるはずはないと妙に納得してしまいます。

 練習している姿は遠慮しながらと言うのは分かるんですが、何せ音の大きな楽器です。いくら遠慮していても、随分離れて歩いていても強制的に耳に入ってきます。『頭隠して尻隠さず』ですね。笑ってしまいます。

  調子の外れたサキスフォーンの『聖者の行進』の出だし。『オー・ワーダンダッセイ』が何回も何回も続きます。そのたびにこっちは応援も兼ねて頭の中で一緒に歌ってるんですが、音の調子が狂いっぱなしで欲求不満になってしまいます。1時間ぐらい歩いて何回通りかかってもまだ同じフレーズをやっています。『何とかしてくれ!』と思いますが、下手だからここへ練習に来るんですよね。仕方ないか?

  先日は大きな怒鳴り声がするので、応援団の練習かと思っていたら、ギターを抱えた弾き語りの若者でした。『あれも歌か!?』と、吹き出しそうになりますが、本人は真剣ですから、笑をこらえて空を見上げながら通り過ぎます。

  やっぱり散歩はウォークマンを付けながらが良いのかなぁ?

 

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