コロニー ホテル マイアミ・USA
南北16Kmにも及ぶビーチで世界的に有名なアメリカ屈指のリゾート、マイアミは色とりどりのパラソルが並び、優雅な海水浴場というイメージを持っていましたが、実際のビーチは、大西洋の波の高いこと高いこと、怖い程の波です。そしてそのビーチの砂は、波打ち際はもちろん砂ですが上のほうは石の浜で歩けないほどに石がごろごろ。白砂青松の日本の盆栽的リゾートのイメージを見事に裏切ってくれました。
マイアミビーチは1910年~30年代に南北に鉄道が開発されるのを機に開発が始まったそうです。
その頃は今のビーチは見る影もなく一面マングローブに覆われていたそうです。現在もマイアミ半島の南部は広大な湿地帯で、エバーグレイズ国立公園でワニなどの野生動物が生息するところですので納得です。
20世紀初頭のアメリカは東部の時代で、当時栄えていた北部の寒さから逃れて暖かいところですごす避寒地としてリゾート開発が促進されました。
当時、マイアミはもっとも輝かしい時代で、新しい建築スタイルとして直線的な美を表現したアールデコ風な建物がもてはやされていたそうです。
マイアミのリゾートといえばゴルフ場に囲まれたゴージャスなホテル群を思い浮かべますが、コロニーホテルは古き良き時代のアールデコ風な内外装で、豪華とかセレブではないけどレトロな雰囲気のとってもいいホテルでした。
ホテルに到着したのが日没間近でした。何はともあれビーチ!ビーチ!と勇んで海岸に出たら冒頭の高い波とゴロゴロの石に遭遇してびっくりしました。
コロニー ホテルでの一番の思いではなんと言っても部屋での自炊豪華ディナー。それまで約3週間、倹約倹約でやってきた男3人の貧乏旅行でしたのでここで思いっきり食べて満足しました。
マイアミには遅く着き、3人ということで、多分ホテルの好意で空いていたキッチン付きの良い部屋をくれたのだと思います。
部屋にはお皿・ナイフ・フォークはもちろんキッチンセットが完備されている。長期滞在用に設備された部屋でした。こんなことは日本では経験できないからと、コンドミニアムを借りた気分で自炊だ!
近くのスーパーに買出しです。なんといってもステーキのお肉が安い!厚さ2センチもある骨付きリブが500円もしない。長い旅行で、これまで貧食でやってきたので、夢の分厚いステーキに狂喜乱舞!
デザートまで買い込んでの豪華なディナーに大々満足のディナーが忘れられません。
何ともレトロな通り