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ホテル シェーンブルン ウィーン・オーストリア

名前の如くウィーン郊外のシェーンブルン宮殿の入り口のすぐ横にあるホテルです。
世界遺産のシェーンブルン宮殿は、ハプスブルグ家のオーストリア帝国が最も栄えた頃に作られた広大な宮殿です。
ウィーンに来た人なら必ず訪れる観光地で、モーツアルトが六歳の時に、あのマリーアントワネットの前でピアノ演奏をしたと言われるエピソードがある宮殿です。
ベルサイユ宮殿を模して造られたと言われるエレガントな建物ですが宮殿の内部はギョッとするほど派手な装飾で、よくもこんな空間で生活できるもんだと感心してしまいます。僕は一晩も泊まったら逃げ出すでしょう。

シェーンブルン庭園

このホテル シェーンブルンの良さはなんと言ってもこの宮殿と緑の公園に隣り合わせているのでとっても静かなことです。騒々しい都心に泊まるよりずっと快適で、朝の散歩は最高です。
泊ったのは、青少年国際音楽祭に参加したときで、学生達と一緒でした。都心のホテルは高いのでリーズナブルで環境の良い郊外の宿をリクエストして取ってもらいました。この音楽祭はウィーン市が主催で、世界中からアマチュアの音楽家達を集めて普段は経験できない、そしてウィーンでしか出来ない夢の舞台を提供して、音楽の都ウィーンをアピールすることです。

コーラスのグループなどのちょっとした発表会が歴史のある有名な教会だったり、練習に楽友協会(ムジークフェライン)や国立オペラ座の舞台を使わせてくれたり、音楽家だったら『練習にしろ、あの夢の舞台に自分が立っている』という夢をかなえてくれる心憎い演出がいたるところに込められているんです。

ホテル シーンブルン

歓迎のレセプションが市長舎の大広間で行われました。ウィーン市が主催ですから主催者のウィーン市長夫妻の優雅なワルツで始まるオープニングでした。
驚いたのが、参加した外国の少年少女たちのみんながワルツを踊れたことです。小学生ぐらいの子供も軽やかに楽しそうに踊っています。驚きと羨望の我々日本人達は『練習して来たのかなぁ』と、殆んどのメンバーは壁の花。

そんな日本人達を、『踊りましょう』と誘ってくれるんです。始めは恥ずかしそうに踊って?いたメンバーも踊りとはいえないような踊りでも皆本当に楽しそうに踊っていました。
『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々』は、世界共通でした。

ウィーン音楽祭.jpg

ウィーン市庁舎前でのコンサート

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