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ホテル エル・ミラドール  アカプルコ・メキシコ

この頃クローズアップされているカリブやアジアン・リゾートに比べると、アカプルコはちょっとなじみが薄いかもしれませんね。でもここは、ラテンの明るさをもった人々がフレンドリーでとても印象深いリゾートでした。

8キロにも及ぶビーチは実にノビノビとして、ペリカンが群れ飛び、時々ダイビングして魚を捕るのがみられます。空にはパラセイルの落下傘がゆったりと舞っています。パラセイリングはこのビーチが元祖で、ここから世界に広がったんです。

アカプルコでもっとも有名なのが人間のダイビングです。プレスリー主演の映画『アカプルコの海』で(古い話ですね!)、このダイビングのシーンが使われ、アカプルコは一躍世界に知られるようになりました。
このショーが行われるのが、ホテル エル・ミラドールのレストランのテラスで、それを見たくてこのホテルを予約しました。

昼間5~6回おこなわれるダイビングショーを見るために、観光客やほかのホテルの泊り客が続々と集まってきます。その観光客が入場料を払っているのを見ていると、優先の泊客は何となくいい気分。

ダイビング処

切り立った断崖は目の眩む高さで、海面は砕ける波で真っ白です。海からの見物のボートも出ています。
赤銅色の若者が崖の上の祠にお祈りを済ませ、小さく十字を切って、両手を挙げてダイブ!観客は見上げているので若者は空を飛んだように見えます。
怒涛の海に入水した若者が白い沫の海面に浮かびあがって手を振る。ホッと安堵の声と口笛やヤンヤの喝采です。
若者が高い崖の上から怒涛渦巻く海に向かって跳び込む。ただこれだけのことが多くの人を驚かせ感動させる。これはブラスベガスやロードウェイ顔負けのショーです。しかも超ロングランの。

エルミラドール 崖の部屋

スペイン風の建物でコテージ主体のこのホテルは遠くから見ると、白い壁に赤い屋根の地中海の村を思わせる。なかなか味わい深いホテルです。
目のくらむような断崖を自家用ケーブルカーで浜に下りて遊んだのも印象的でした。

太平洋を眼下に眺めながら本を読んでいるときに掃除に入ってきたメイドのおばちゃんにチップを手渡したことから会話が生まれて次の日、自分の家に実ったというマンゴーをもらいました。
不揃いだけど完熟したマンゴーの甘いこと。あんな甘くて美味しいマンゴーにはその後も出合っていません。

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