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シュロスホテル ヴァイテンブルグ ヴァイテンブルグ・ドイツ

古城ホテルは街外れにあることが多く辿り着くまでけっこう苦労する時があります。
南ドイツ、シュツットガルトに近い今回のシュロスホテル・ヴァイテンブルグに泊まったときは大変でした。

スイスとドイツの国境近くにラインバッハというライン川最大の滝があります。この滝を見学し、ここはからそんなに遠くはないのと、夏のヨーロッパは日没が遅く意外な明るさに油断して思わぬ時間を過ごしてしまいました。夕食の時間に遅れそうです。

ヴァイテンブルグの窓

まだナビが無い時代です。イタリア人のドライバーはドイツに入ってハンドルと地図を片手に探しまわります。近くまで来ているはずなんですがなかなか辿り着きません。皆もキョロキョロ窓から捜しています。

後で気が付いたんですが、街や通りはネッカー河の崖下に沿っていて、ヴァイテンブルグ城は断崖の上に建っているので車の視界からは崖が迫っていて全く見えなかったんです。さんざん走ってから後、街の人に教えてもらって、車から出て崖から離れて見上げるとお城が見えます。『なぁーんだ、あれだ!』。

ヴァイテンブルグの窓から

遠慮しすぎた小さな標識に導かれ細い急坂を登ると視界がぱぁーっと開けます。
ネッカー河の上の台地。 素晴らしい眺めです。目の高さには対岸の緩やかなうねりの畑や森が広がり、眼下にはネッカー河の緩やかな流れが望めます。先ほどこのホテルを探し回っていた街が教会の尖塔を中心に黒い屋根の街がたたずんでいます。
お城の後ろは対岸と同じ広大な麦畑です。

ヴァイテンブルグ城は1720年に建てられた石造りの質実剛健な建物です。いかにもドイツという感じ。
内部はちょっと暗く、入って暗さに慣れた目に飛び込んでくるのが、壁にずらっと並んだ獲物の鹿の剥製に一瞬ドキッとします。調度や内装はいつも観光で訪れている古城そのもの。
今日は、お城に泊まる我々がこのお城のゲストです。

ホテルからの眺め.JPG

夕方から古城の豪華なダイニングで、皆でおめかしして夕食です。
お洒落は食事を美味しく頂く為の最高の演出で、食事の場も明るく華やかにしてくれます。
美味しい料理と楽しいおしゃべりの食事が終ってデザートに移った頃、先に食事が終った素敵な老夫婦が私たちのテーブルに来られて『皆さんとてもきれいですよ、今日は華やかで素晴らしいディナーの場を作ってくれてありがとう』とお礼を言ってくれました。
『お洒落をしてディナーに行くことは、みんなで楽しく華やかな舞台作りに参加すること』なんですね。この時に公共の場での服装に対する考え方の本質を教えられたような気がします。

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