UTO(株式会社ユーティーオー)

ホテル サンタマリア ノヴェッラ フィレンツェ・イタリア

ヨーロッパを訪れると街自体が美しいことにいつも感動したり感心したりします。
特に小さな都市に惹かれます。ドイツのロマンチック街道の城郭に囲まれた街、オーストリアのザルツブルグ、イギリスのカントリーサイドの村、アルプスを背景にした緑の村々、数え上げたら限が無いでしょう。

そんな中でもフィレンツェは世界でも最も美しい街のひとつではないでしょうか?
街を一望できるアルノ川の高台にあるミケランジェロ広場から見下ろしたフィレンツェの街は、『絵の様に美しい』というより、『絵画より美しい』と思います。まさに人間が作った芸術作品です。

ノヴェラ教会

こんな美しい歴史的な街で現実に人々が生活し盛んな経済活動が行われている事が不思議な気分です。
中世にタイムスリップしながら、歴史的な街中を歩いているといきなり最新のファッションのショーウィンドーに出会います。それが全く違和感が無く中世の街にピッタリと嵌まっているんです。

今回のホテルはフィレンツェの中心、サンタマリア ノヴェッラ教会の広場に面したホテルです。
決して豪華ホテルではなくヨーロッパの古いタイプの、部屋が狭いビジネスホテルに近いホテルですが、なんと言っても売りはロケーションです。
このホテルに泊まったのは連日ニット工場を走り回る多忙な仕事の時でした。というのもフィレンツェの周りはイタリアの中でもニット産業の盛んなところなんです。

フィレンツェ ミケランジェロ広場より

ノヴェッラ教会は中庭の回廊が美しい教会で、この街で重要な見所です。仕事から帰ってホテルのテラスに出て左を向けば、白と緑の大理石の美しい教会が微笑んでいてホットします。昼間は世界中からの観光客で賑わっていますが、早朝や夕方はよそ行きの顔ではなく、フィレンツェの人達の日常の生活に根づいた信仰の為の場です。
早朝、まだ観光客が動き出す前の静かな教会には、敬虔な信者が次々と訪れ立ち止まってお祈りをしていきます。お使いの途中のおばさん。犬の散歩の男性。よちよち歩きの孫の手を引いたおじいちゃん。お祈りを済ました後はみな一応に穏やかな表情をしています。

この朝の普通の人達の普通の光景に遭遇して、観光客向けのよそよそしい顔をしたルネッサンスの街のイメージが強かったフィレンツェの街がぐっと身近になり、以前にもまして好きになりました。

フィレンッエ.jpg

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