クイリマ ホテル ハワイ・USA
ハワイと言えばまず思い浮かべるのが、明るい陽射し、爽やかな風、静かな波、白い砂浜とダイアモンドヘッドというワイキキビーチなどですね。 今回はそのイメージと全く違う経験をしたオアフ島ノースショアに建つリゾートホテルです。
1978年に添乗で泊まったのですが、「ハワイでもワイキキではない処へ行ってみよう」ということで決まったのが、オアフ島の最北端にあるクイリマという名前のリゾートです。
クイリマはオアフ島最北端でオアフ島を縦断します。空港からすぐにH1というフリーウェイを走り驚きました。それまで3~4回のハワイの経験では、ワイキキ中心の観光でしたのでフリーウェイを走ることはなく、もちろんアメリカ本土には行ったことはありません。ハワイはアメリカ合衆国の一つの州と言っても太平洋に浮かぶ島というイメージを持っていたので、片側3車線、両側6車線のフリーウェイに多くの車が猛スピードで走っている光景に驚きアメリカを再認識しました。
途中の風景にも驚かされました。
一見乾いた平べったい広大な土地も私のそれまでのハワイのイメージとは全くかけ離れ、赤土の広大なパイナップル畑。途中で小休止したドールのパイナップルプランテーションで振舞われた取れたてのパイナップルのみずみずしく甘いこと。喜びというよりショックでした。
クイリマは1972年に出来たタートルベイヒルトンという名前で、田中・ニクソンの日米首脳会談が行われた豪華ホテルです。
上空から見たら、太平洋に突き出した岬の先端に三枚羽のプロペラのような形のホテルの建物が建ち、ホテルの回りが広大なゴルフ場という隠れ家的なリゾートです。
ホテル裏側、岬の先端に回ると優雅なワイキキとは大違い、黒いごつごつした岩、漆黒の海、大きなうねりで襲ってくる波。岩に砕ける飛沫はハワイとは思えない荒々しいく、太平洋の中に浮かぶ絶海の孤島を想像してしまいます。
風が強く、思うようにいかないショットとスコアーにゴルフ初心者のお客様は、「やっぱりワイキキが良いや!」と早々に退散し、翌日から泊まることになっている日程にほっとした経験があります。隠れ家リゾートはまだ早かったようです。