UTO(株式会社ユーティーオー)

ヒルトンホテル ミラノ  ミラノ・イタリア

 1970年当時ファッション業界は景気が良いというので、ヨーロッパのファッション事情を視察するツアーを企画しアプローチをかけて、1974年、2年越しのセールスが実を結びツアーが実現しました

 当時の旅行屋の醍醐味は、航空会社はもちろん、ホテル、食事、観光、移動など旅行のほぼすべてをお客様と一緒に企画し、自分で添乗するというものでした。好きな旅行を企画して実行し、お金を頂けるんですから。旅行好きにはこれほど楽しい仕事はありませんでした。

 一番楽しいのは旅程作りです。お客様の了解さえ得られば自分の望む通りに計画が作れました。

 この旅の目的はファッションの視察。お客様の訪れたい都市は、ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ。経路や手段などはお任せです。

 

 東京からアラスカのアンカレッジ経由の北極ルートでロンドンへ。ロンドンを訪問し、パリへは飛行機で。ヨーロッパ内は、自分の好きな鉄道と決めました。

 ヨーロッパのハイファッションに触れるには国際特急を是非体験してほしいとアピール。パリからミラノへの移動はTEE・ヨーロッパ国際特急チサルパンという名前の列車のファーストクラスのコンパートメントにしました。

 お店のお休みが多い日曜日が移動日で、パリ・リヨン駅からスイスのジュネーブへ向かいます。

  フランスの豊かな農村を抜けスイスのジュネーブを過ぎるとレマン湖畔を走ります。レマン湖の斜面は今では世界遺産になっている美しいブドウ畑。湖の中に建つ幻想的なシオン城の横を通り過ぎると間もなく大迫力のアルプスの岩山が迫ってきます。スイス・イタリア国境を世界一のシンプロントンネルを抜けミラノへ。

 フランス、スイス、イタリアの国境を列車で走り抜ける醍醐味。島国日本では体験できない経験と、素敵な国際特急のファーストクラスのコンパートメントに、「ファッションの勉強になった」と、大好評でした。

  ミラノの泊りは今回のヒルトンホテル ミラノ。

 ヨーロッパスタイルのホテルが良かったのですが、当時日本人のお客様は、部屋が狭めで重厚でちょっと暗い雰囲気の欧風ホテルは不評で、明るく広いアメリカンスタイルのホテルに慣れていて、欧風のホテルに時々クレームがきていたそうです。それを警戒してアメリカンスタイルの高級ホテルのヒルトンホテルにしてくれたそうです。  

 重厚な石造りのヨーロッパの街中に、ガラスを多用した建物に、場違いなアメリカを感じたホテルでしたが、ミラノ中央駅のすぐ近くで、明るく機能的でファッション街のモンテナポレオーネ通りにも近いナイスホテルでした

 

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