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ホテル ピアハウス   キーウェスト・USA

真っ青な海の上を永遠に続くかと思うような長い橋。
中学生の頃初めてこの写真を見たとき、『この橋は何処にあるのなかぁ?』と思うより『この橋をず~っと渡って行くと何処か楽園があるのかも知れないなぁ』などと、子供みたいな現実離れしたイメージを抱いていました。

この橋の行く先は、キーウエストという小さな島。実はここがアメリカ本土最南端なんです。
この響きの良いキーウエストは、底抜けに明るくカリブの雰囲気のする常夏のリゾートとしてアメリカ人の中でも人気の処なんです。

ピアハウス絵

自転車でも小一時間もかからず一周できるほどの小さな島だけど、このキーウエストはノーベル賞作家のヘミングウェイが『武器よさらば』をはじめ『誰がために鐘は鳴る』『キリマンジャロの雪』などの作品を書き上げた所です。
今もその邸、ヘミングウェイ・ホームが国の史跡として残っています。

キーウエストはマイアミから国道一号線を終点(起点?)まで南下します。
このルートは別名海上ハイウェイと呼ばれメキシコ湾に浮かぶ島々を四〇以上の橋で結んでいます。中でも一番長いのがセブンマイル・ブリッヂ。その名のとおり七マイル(十一キロ)も続く長い橋なのです。
この橋を走っていて、対向車がないと南へ向かっているのか、東へ走っているのか分からなくなり心細くなってきます。
なんだか、未知野世界へ向かって走っているような錯覚を覚えます。
どうも端っこやてっ辺などと言う所は旅愁を駆り立てるもので、武田鉄也じゃないけれど『思へば遠くへきたは~もんだ』などと、思わず歌いだしたくなる気分です。

ピアハウス

昔のキューバ航路の桟橋にピア・ハウスという名のホテルがあります。
ピアとはもちろん桟橋の意味。まさに桟橋に建ったホテルです。
ここは、メキシコ湾に沈む夕陽を眺める絶好のポイントとして知られ、白塗りのコロニースタイルのこのホテルはプライベートビーチもあり、すぐ近くがヨットハーバーで環境も雰囲気も抜群です。
特にレストランは海上にあり食事してる下を小魚達が泳ぎまわっています。
デッキシューズにコットンパンツとTシャツでブランチを摂りながら大物釣りのトローリング船の出入りするのを見ていると、今にもパイプをくわえたヘミングウェイが出てきそうです。
ただ一泊しか出来なかったのが残念です。

ピアハウス

アメリカの国道番号は奇数は南北、偶数が東西を表示するのでとっても解りやすい。
このルートワンは南はこのキーウエストからカナダ国境まで続いています。

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