1997.11 面白いテーブルマナー 自然に合理的にイタダキマース!
* カシミアおやじのたわごと *
以前、BHF通信で、テーブルマナーの話を描いた時に、『ご飯はどうやって食べるんだい』と、聞かれたことがあります。
もちろんお茶碗によそられたご飯ではなく、あのお皿に平べったく盛られたライスと云う奴です。
正直言って私には分かりません。
『お前、テーブルマナーを教えていたんだろう!』と言われても、『フルコースの食事にライスなんかでないよ』と云って撃退していました。
只、フォークの曲がっている背中の方にご飯を載せて曲芸みたいにして食べるのは、正直言ってかなり抵抗があります。
ではなぜ日本人はあのフォークの背中に左官屋さんみたいに貼り付けて食べるようになったのか?これはあくまでも私の所見です。
多分フォークの背中に乗せると言ったのは本場の人、欧米人だと思うのです。と云うのはライスはアントレーの肉料理などの付け合せとして出されるのが普通ですよね。その付け合せはソースなどと絡めたりして、フォークに刺したお肉などに乗せて一緒に食べるのが普通の食べ方ですよね。
この様は単純に言葉で言うと、『ライスはフォークの背中に乗せて食べる』と云うことになってしまいます。たぶんそれを教えてくれた訪米人(?)は、付け合せのようなライスが、まさかお皿いっぱいに出てきているとは夢にも思っていなかったはずです。
バカらしいけど、このライスの食べ方論争には興味があります。どなたか知っておられる方がありましたら、教えてください。
ちなみに、グリーンピースのように丸いままの奴は、フォークの背で潰しから食べる。が正解です。そうしないと自分の口に入るまでに、コロコロ、ボロボロと大奮闘してしまいます。
これはあくまでも私の意見です。国賓級の晩さん会なら別でしょうが、どうやって食べても気にすることはないと思います。どんな風に視られているかとか思われているかばかり気にするのは、日本人の劣等感の表れだと思います。要は周りに迷惑が掛からないように、美味しく食べればいいんですよね。