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2002.7 サッカー維新から十年

* カシミアおやじのたわごと *

  前回のフランス大会への初出場まで一度も本大会に出たこともなかったサッカー弱小国日本が予選リーグをトップ通過。過去の実力を知っていれば知っているほど強豪国の仲間入りを果たし勝つことの喜びがひとしお。古くからのサッカーファンはただただ驚き、じっくりと喜びを噛みしめています。

 サッカーに興味を持ったのは70年後期にオランダを訪れたとき。丁度オランダがワールドカップの決勝に進出して、国中がお祭り騒ぎをしていたときでした。

 どうしてそんなに熱狂するのか?自分の知っているサッカーとどう違うのか不思議でしたがその夜ホテルで観た世界強豪のスピード、パワー、テクニックとサポーターの盛り上がりにすっかりサッカーに嵌まってしまいました。

 しかし、日本に帰って見るサッカーはいかにも蹴球という体育競技で、同じルールの全く違うスポーツで、全然ワクワクしません。以来じみ~にファンをやってきました。

それが一変したのがJリーグ発足。これぞ『サッカー維新』でした。これを機に世界の有力選手が来日。盛は過ぎたと言っても、あのジーコが、ワールドカップで得点王とフェアプレイ賞を取ったリネカーも、ストイコビッチも、リトバルスキーも日本のチームのメンバーとしてプレイしてる。夢のような。時代が来た。

あれからたった10年で日本のサッカーはグローバルスタンダードになって、素晴らしい進歩を遂げました。

夢のまた夢だったワールドカップの本大会。

サッカー維新2年、あと一息まで進んだドーハーの悲劇。その4年後には一勝も出来ず予選リーグ敗退したけどフランス大会に初出場。これを切っ掛けに中田ヒデがイタリア・セリエAで大活躍。そして日韓共同開催の今年は、なんと予選リーグトップ通過、ベスト16進出。

『ルールは解らないけど、飛び切り男前の男達が素晴らしいプレイを見せてくれる』こんな迫力のある試合を観たら女性でなくても虜になるのは当たり前ですね。ミーハーでもOK、サッカーの裾野が広がって欲しい。

 来シーズンの海外のリーグに何人の日本人が活躍するのか、またこれで世界的にもJリーグの評価が上がり、今まで以上の有力な外国人プレイヤーが日本でプレイしてくれるか今から楽しみです。

願わくばワールドカップが終わってもJリーグの試合が満杯になって欲しい。たまに観戦に行くJリーグの試合がガラガラなのはあまりにも寂しいですから。

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