2010.10 ただ今在石中
* カシミアおやじのたわごと *
『尿管結石になっちゃって』(表現が変ですが)と話をすると、『痛いんでしょう!』とけっこう多くの人が尿管結石のことを知っているので驚きました。僕は自分がなるまで全く知りませんでした。
猛烈な暑さの続いた7月の週末の夜、長椅子に座ってテレビを観ていると背中がつった様な猛烈な痛みが起こりました。普段から、車の中で上着を脱ぐと肩がつるぐらい体が堅いので、てっきり姿勢が悪いので背中の筋肉がつったか、ひょっとしたら持病のぎっくり腰がきたか?と思いますが、痛みは腰よりもっと上です。
とにかく息が詰まる痛さです。ガスが詰まったような。内臓が圧迫されるような。ぎっくり腰の痛みなら姿勢によって楽な姿勢があり一息つけるんですが、今回は痛みが引かなく床をのたうちまわるしかありません。我慢していても呻き声が出てしまいます。『救急車を』と頭をよぎりますがこんな夜中にと思い必死に我慢しながら、不安と痛さの中をカミさんの持ってきたセデスを飲んでベッドへ。
三十分ぐらいで痛みが去り、何時の間にか寝てしまっていました。
翌朝、あの痛みは何だったんだろうと思いながらトイレに行くと、赤ワインをぶちまけたような凄い血尿にビックリです。ぞっとして血の気が引くとはこのことです。『あの背中の痛みは腎臓のあるところのはず。腎臓が重大な病になったのか』と不安が襲ってきました。
あわてて青山の病院に駆け込みました。
検尿と問診で、先生はすぐにピント来たらしく『これは尿管結石ですね、痛かったでしょう!』とすぐに診断されました。『エェッ?結石ですか、石で血尿になるんですか?』。
『この石はギザギザの石で管の壁を凄く傷つけるんですよ』。
一番心配していた腎臓には神経がなくて痛みはないそうです。『出来るだけ早く尿管に停まっている石を流し落とすのが先決ですよ、それには、とにかく水を沢山摂ってオシッコを出すようにしてください』。『特に夏場は暑いので摂った水分がすぐに汗になってしまうので、涼しくして水分を摂る、このときだけは生ビールをガンガン飲んでも良いですよ』。ということですが、僕はアルコールが全く駄目なもんでと答えると、『尿管結石の患者さんは、夏場にガンガンビールが飲めるのが唯一の利点と喜ばれるんだけど、残念ですねぇ』。
内科は診断が下れば一安心、でも一月後のある夜また強烈な痛みがきました。キチンと検査する為に日赤医療センターに行くことになりました。どんな結果が出るか、結石が出て完治するか。次回に報告します。