＊　カシミアおやじのたわごと　＊

 　小学生の頃から、補虫網を持って野山で蝶を追いかけまわす昆虫少年だったせいか、いまだに野山や高原を歩くのが大好きです。山や木々の緑の中にいると、頭の疲れがジンワリと取れて行くような気がします。最近は蝶の代わりにゴルフボールになってしまいました。リフレッシュは私には緑がイチバン効き目があるような気がします。

 　本当は、緑のフェアウェイを歩ければ最高なんですが、なにせ貧乏会社をスタートしたばかり。経済的にも精神的にもまだまだ余裕がなく、もっぱら近場の山歩きでごまかしているのが現状です。山歩きなら北アルプスや南アルプス等の雄大な山々を歩きたいと思うんですが、こちらは時間と体力に自信が無いので、もっぱら近場の日帰りの山歩きです。

 

　日帰りの良さは前日に明日の天気予報を見てから決められることです。目的地を絞って、「今日は八ヶ岳の美しの森まで行って、レンゲツツジを見てこよう」とか。「マツムシソウが咲いているはずだからクジャク蝶に逢いに入笠山まで」とか。「今回はカラマツや白樺の芽吹きを見に、蓼科の和田峠まで行こう」というように、一か所集中型にすれば、八ヶ岳山麓や蓼科・霧ヶ峰高原等は日帰りで充分とまではいかなくてもケッコウ楽しめます。

　超近間の高尾山ぐらいなら、昼過ぎてからでも出かけられますし、２～３時間歩くだけでもかなりリフレッシュできます。

 　景色の雄大さには物足りないんですが、足元の小さな花や虫たちも彼等なりに一生懸命に生きているのを見たり、懐かしい蝶に出会ったり。小学生の遠足のようですが、新鮮な空気の中で食べるお握りやお弁当は、やはり最高です。

 靴だけは底の曲がらない丈夫なものが良いと思います。それに近くの場合でも列車で行くようにしています。疲れた時の運転は好きでないし、のんびり車窓を眺めながらの旅気分がまた良いんですよ。

東京は広い関東平野にあるので、山までは遠く、すぐ山のある人は羨ましい。

でも、近くにあるところには案外いかないんですよね。