＊　カシミアおやじのたわごと　＊

　1960～70年代、テレビでアップダウン・クイズと言う番組がありましたね。そのころは『10問正解して、夢のハワイにご招待』というタイトルでした。その夢のハワイも今ではすっかりポピュラーになってしまいました。

　ホノルルのワイキキビーチやメインストリートのカラカウア通りはリゾートとは思えないような人・人・人。しかも日本人。

 　あそこへ行って、あれを見て、何々を食べて、あれを買って、ｅｔｃ，ｅｔｃ。

　スケジュル一杯の旅行を卒業して、リゾートとしてのハワイで、の～んびり命の洗濯をしたいとご希望でしたら、お勧めなのがホノルルからひとっ跳び、ほんの20分のマウイ。

　見どころとしてもハワイ王朝時代の首都のラハイナや、富士山より高い頂上まで車で一気に登ると、そこは月世界を思わせるハレアカラ火山。それにホエールウォッチングなどたくさんあります。でも本当のマウイの良さはの～んびりできること。のんびりする為の環境が完備されていることです。

　日頃の生活環境を離れてリラックスする為にここへ来た人達が、どうすれば最もリラックスできるかがしっかり計算され演出されているんです。

 　その代表がカアナパリ。ここにいるとアメリカ人のリゾート作りにかける情熱や想像力に感心させられます。まさに「出来たではなく、作られたリゾート」なんです。

　ノースとサウスの二つのロイヤル・カアナパリ・ゴルフコースを庭に見立てて、その中にホテルやショッピングセンターを配置しているんです。だからおおかたのホテルの庭がゴルフ場の緑という贅沢さ。　

　早朝、スプリンクラーのしぶきで小鳥が遊んでいるシーンなどは楽園そのものです。またその中をシュガートレインが走り趣を増しています。だからゴルフしない人でもゴルフ場の美しい緑の中でゆったり過ごせる。これはなかなかの演出だと思います。

 　でももっとゆったりしたい。ホテルの敷地内を散歩したり、昼寝したり、読書したりという人にお勧めは、島の北部にあるカパルア・ベイ・ホテル＆ヴィラ。

　このホテルが気に入ったのは、広大な敷地に素晴らしいゴルフコースを3つも持っていることもさることながら、しっとりと落ち着いていることなんです。

　この頃は超豪華なホテルが次々と出来ていますが、植えられた木々や建物が自然とシックリとマッチするにはそれなりの時間が要るので、ハワイの美しい自然から浮き上がっているような気がします。何年か何十年かすると溶け込んでくるのでしょうが。

 　ロックフェラー家の別荘として開発されたこのホテルは、美しいマウイの自然に溶け込んで、落ち着いた雰囲気や、適度のサービスがとってもリラックスさせてくれるホテルです。

　カパルアとは蝶々。これもこのホテルが好きな大きな要因かも。