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2005.10 お勧めの名画

* カシミアおやじのたわごと *

東京国立近代美術館の『平成皇居春夏秋冬絵図』

 東京に住んでいて便利なことの一つが美術館や博物館などの施設が揃っていたり企画展が頻繁に開催されたりして一流の芸術と容易に接する機会に恵まれていることですね。

 地下鉄東西線の竹橋にある国立近代美術館は休日のその日に思い立っても気軽に行くことが出来るので年に5~6回はぶらりと出掛け行きます。

  素晴らしい芸術を鑑賞することは大好きなんですがこれが結構疲れます。皆さんはどうですか?僕は2~3時間も絵を見ているととっても疲れるんです。腰痛もちのせいもあるのかも知れませんがそれだけではなさそうです。じっくりと芸術を堪能するなんて心身ともリラックスという感じがするんですが、現実は素晴らしい芸術に心は喜んでいてもきっと貧弱な僕の脳が芸術の刺激で知恵熱を出してアップアップしているんでしょう。

  そんな頭や体を休めるために館内にカフェやレストランがあるととっても助かります。嬉しいことにそのレストランがこの頃とってもお洒落になりました。

 皇居を望む2階のテラスにガラス張りの明るいレストランで館内だけでなく外からも入れるレストランです。ランチも千円ぐらいでなかなか美味しいし、サービスもいいですよ。でも休日のお昼は混むんです。

 この東京国立近代美術館で僕が一番気に入っているのが4階にある休息所です。カフェではなくジュースの自動販売機が置いてあるだけの休息室というのが残念ですがかなり座り心地のいい椅子があり静かで何より抜群の眺めです。

 目の前に皇居のお濠と石垣の上に広がる緑の森が窓いっぱいに広がっています。懸崖のように石垣からお濠に向かって枝を伸ばす木々。左手の方は平川門からお濠に架かる橋が見え、背後に大手町から東京駅辺りまでビル群がそびえています。右手の方は北桔橋門と屋根付の白塀が続き、赤坂辺りのビルまで一望です。

  この風景を川合玉堂が描いたら。梅原龍三郎が描いたらどんな絵になるんだろうと創造しただけでもワクワクします。東山魁夷の『道』をはじめ館所蔵の作品も入れ替えや貸し出しで見れない時がありますが、この眺めは常設です。しかも季節や天候によって変化し館内の名画に一歩も引けを取らない絵です。この絵なら30分眺めていてもちっとも疲れません。ここで優雅にコーヒーが飲めたらどんなに美味しいだろうと思います。

 竹橋の東京国立近代美術館に行かれたら、是非4階休息室の 『平成皇居春夏秋冬絵図』を是非お勧めです。

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