2007.8 グーグルで世界旅行
* カシミアおやじのたわごと *
小さい頃から地図が大好きです。旅行好きと地図好きはセットのような気がします。一年ぐらい前から地図検索サイトのグーグルマップに嵌っています。
住所さえ入れれば瞬時に正確な場所を表示してくれるこんな便利な検索サイトが無料で使えるとは、本当に便利な世の中になりましたね。
港区南青山5ー16ー3と入れると当社の入るビルまで瞬時に表示してくれるし、『写真と地図』をクリックすると航空写真で鳥になった気分で鳥瞰できるし、倍率を最大にすると青山通りや骨董通りを通っている車や駐車している車まで見え、おおよその車の車種まで判別できる。すごいというより怖いくらいです。
このマップを見ているとさながら空から旅をする気分、しかも国内から一気に世界へ旅することが可能です。一般人がここまで見られるんだから、アメリカの国防省あたりが北朝鮮の核疑惑の基地を常時見張りながら、どの車が何回来たかぐらいは全部判っているはずと妙に納得してしまいます。
こうなると以前訪れた街を確かめたくなります。
イタリアからスイスへバスでアルプス越えした道や列車で通った跡。ロマンチック街道の村々。ソルトレイクからイエローストーンに入りカナダのバンフを抜けバンクーバーからソルトレイクまでレンタカーで4000キロも旅した跡。海上を走ったキーウエストへの道、等々。
このグーグルマップで再認識したのが港街。空からフォーカスすると、故郷の長崎をはじめ、北前船が立ち寄った日本海の港。大航海時代に帆船で賑わった港。大都会に発展した世界の有名な港街のサンフランシスコ、メルボルン、ダーバン、ベニス、ジェノヴァ。み~んな季節風や嵐などのときに外海からの荒波や暴風を避けられるような地形です。特にノルウェーのオスロやベルゲンなどはどこから入るんだろうと思うぐらい複雑な入り江の奥で、いわゆる天然の良港だったことに気づかされて嬉しくなります。
パリのエッフェル塔もエジプトのピラミッドもはっきり見ることが出来ます。他の世界遺産の街の、アンコールワット、インカ帝国の跡のマチュピチュ、イグアス滝はどうなっているんだろうと思って捜しますが残念ながら詳しい地図や写真の倍率が低いんです。詳しい地図が載ってない国が多いけど、日本、アメリカ、イギリスなどはそれこそ地上の車まで判別できるぐらい詳しく見ることが出来る国もあります。
この地図の詳しさが国の経済の発展や情報公開度の高さを物語っているバロメーターのように思えます。
グーグルマップで遊んでいると時間があっという間に過ぎ、久しぶりに夢中になる玩具が手に入った気分です。