クィーンカピオラニ ホテル ホノルル・USA
多くの人が、ハワイと言えばワイキキビーチ!だと言いますが、私はハワイと言えばダイアモンドヘッドとカピオラニ公園です。
ハワイへ初めて行って最初に泊まったホテルが今回のクィーン・カピオラニ ホテルでした。1973年でした。その後、仕事もプライベイトも含めてハワイは10回以上は訪れ、いろんなホテルに泊まりましたが、やはり最初のホテルは印象深いものです。
当時日本の出国者が200万人台ですから、ハワイといえどもまだまだ遠い異国の地で、海外に行くのを夢見て旅行屋になって、やっと実現した夢のハワイでした。今では隔世の感がありますが、羽田で飛行機に乗り込むときは滑走路を歩いて行ってタラップを上りDC-8に乗り込みました。
ハワイに着き空港からホテルまでは舞い上がっていたのか、何処を見学したのかほとんど記憶にありませんが、ホテルの部屋に入って窓を開けて目に飛び込んできた風景が印象的で目に焼き付いています。
ヤシが映える緑の公園とダイアモンドヘッド。長年夢にまで見たハワイそのものでした。以来ハワイと言えばダイアモンドヘッド!です。
興奮冷めやらぬ間にホテルを飛び出して足を踏み入れたカピオラニ公園の清潔で緑の美しいこと。70年代当時は日本とアメリカの経済差が大きく、アメリカの豊かさを実感しました。
それまで、何度も何度も読んだガイドブックの中の、「緑に映える南国の赤いハイビスカスとブーゲンビリアが美しい」という記述にとても楽しみにしていました。 南国の花が垣根のように普通に咲いているハイビスカスもブーゲンビリアも期待通りでしたが、公園のあっちこっちに咲いているプルメリアの花に心を奪われました。
単純な5弁の花の美しさと素敵な香はハワイに来るまで全く知らなかったので一目惚れでした。
もう一つ感動したことがあります。それは公園で遊んでいる5歳ぐらいの金髪の女の子とコリー犬です。
60年代に「名犬ラッシー」というアメリカのTV番組がありました。豊かなアメリカを絵にかいたような番組を夢中で見ていましたが、そのTVのシーンがそのまま甦ったような光景でした。豊かな国の国民になったような最高の気分のハワイ旅の始まりでした。