カシミヤニットのカスタムオーダー UTO

2000.1    2000年になり気づいた、区切りの大事さ 

* カシミアおやじのたわごと *

  YK、2000年問題を心配しながら備えた、30リットルの立山の自然水、若干の食糧。いつも準備しなくてはと思いながらもやっと揃えた懐中電灯などが、嬉しいことに無駄になって明けた2000年。2000年という数字だけでひとしおの感慨がします。

 世界中から華やかなミレニアムのカウントダウンがとどけられました。特に花火のパリ・エッフェル塔とニューヨークが印象的でした。

  僕が紀元を意識したのは東京オリンピックの1964年でした。その後、1070年の大阪万博です。それまでは昭和オンリーだったので1970年という言い方は結構新鮮でしたし、今では昭和45年の万博なんてピンときません。

 就職して旅行屋になると、仕事が海外旅行関係ですから必然的に西暦が多くなります。アメリカのビザの申請書に日付には最初から19が記入してあり、1900は当然でそのあとだけを記入しなさいということです。

 メモリーの小さかったコンピューターソフトの容量を節約しようとするとき二桁で入力するのは当然ですよね。この現実を経験しているとY2Kは起こるべくして起こったと納得できます。日本が国際化していくことは西暦と言う年号を使う頻度が多くなることのようです。

  紀元が無かったら結構不便ですね。

 日が沈む一日や、自然とともに生きる人類が季節の周期でカウントしたことは素直に理解が出来ますが、年の数え初めの紀元を、あの時と決めて基準が出来たことは大きかったと思います。どこを、何を基準にするかはそれぞれの意見が分かれるところでしょう。西暦を使うこと自体が文化的敗北と言う人もいますが、でも基準をきめてもらわなくては不便でなりませんね。

多数決ではないけど、多くの人が認めて使っていることがグローバルスタンダードになっていく。日本という一国から地球サイズに変わっていっているということでしょう。

  この西暦元年というと、キリストの誕生と思っている人が多いようですが、ちょっと違うようです。6世紀の初めディオニシウスさんというローマキリスト教の僧が、キリストが宗教上の儀式を受けたと伝えられる年を紀元として創定したそうです。

 キリストの誕生は紀元前4年ごろだそうです。

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