1999.12 三美歌? あぁ、勘違い
* カシミアおやじのたわごと *
思い込みは誰にでもあるものだと思います。
どうも僕はその思い込みや勘違いが他人様より多いようです。
小学校低学年のころラジオから流れてくる歌に、『捨てちゃえ捨てちゃえ、どうせ拾ったコイだもの』という演歌の歌詞がありました。(この歌を知っている人は結構な年齢ですね)
その歌を聞く度に、子供心にはどうしても解せなくて、『どうして鯉を捨てちゃうんだろう?もったいない』と思っていました。
当時、田舎の小さな川に行って網や笊で魚を捕まえに行って、せいぜい鮒やハヤやドジョウが獲れるぐらいで鯉なんて憧れの魚でした。
田舎の洟垂れ小僧に恋は無縁です。コイは鯉以外にありません。
耳から入る歌詞は幼い頭にはすべてひらがなやカタカナ。意味も分からずませた歌詞の歌を大声で歌って、近所のオジサンに怒られた記憶もあります。
ワープロで『さんびか』と打つと、『讃美歌』か『賛美歌』が出てきます。
12月のクリスマスシーズンになるとこの苦い経験が思い浮かびます。クリスマスの時によく歌われる讃美歌は三美歌とずっと思い込んでいましたからお笑いです。
結婚して間もなくカミさんとの会話の中で、「私は中・高とクリスチャン系の学校だったから讃美歌は沢山歌えるわ」と云ったので、「どうして?三つじゃないの?」と聴いたら彼女は目が点になっていました。
どうして讃が三になってしまったのか定かではありませんが、当時日本三景とか日本三名園とか三大なになにと言うのを覚えていた時期かもしれません。
でも、もっとひどいのはキャンディーズの『オーカシクゥーッテ ナーミダガデーチャーウ』です。
『お菓子食って、喉でも詰まらせたから涙が出るのかなぁ』
『それにしてもあんな可愛い娘達の歌詞にしては、食ってははないよなぁ』と、思っていたら。これは『可笑しくって涙が出ちゃーうなんですね』
「そんな歌詞、あるわけが無いでしょ」と、カミさんに呆れられたけど、でもこんな間違い、みんな、しないんだろうか?僕だけかなぁ?時々心配になります。漢字なら意味が分かりやすいんだけど、日本語って難しいですよね。
皆さんもあったら教えてください。同じなら少しは安心しますから。