カシミヤニットのカスタムオーダー UTO

ブランドの本質

原料とものづくりにあり

私たちUTOは、製品の真の価値は「原料ともの作りに尽きる」と信じています。

 「一流の素材から一流の商品と二流の商品が生まれるが、二流の素材からは二流の商品は生まれても決して一流の商品は生まれない」と言われますね。もちろんカシミヤニット作りでも同じことが言えます。「一流の素材と一流の作りが合わさって初めて一流の商品が生まれる」ことは誰もが認めるところでしょう。

 『一流の素材と一流のもの作り』この二つが合わされなかったらその後どんなに宣伝や売り方が優れていても一流の商品とは言えないと思います。

 ファッションブランドは2つのジャンルに分かれます。一つはもの作りから発展したファクトリーブランド。もう一つがパリコレなどに発表されるデザイナーから生まれたデザイナーズブランドです。
 皆さんがご存知のように、フランスのルイヴィトンは元々かばん屋さんで、エルメスは馬具屋さん。イタリアのグッチは皮製品屋さんと、モノづくりを追求した結果が今の信頼でありブランドで、自社の職人が作ったり、専用の工場で製造したりして、モノづくりを最も大切にしています。

 一方シャネルやディオールやアルマーニなどのデザイナーズブランドは、卓越したデザインを追求し、パリコレをはじめいろんなショーなどで広く認められたデザイナーズブランドですので、トレンドに合わせてどんどん移り変わります。もちろんそれに伴い生産する工場も変わることになります。

 日本のファッションブランドは殆どがアパレルという問屋ブランドで、ほぼ外部のОEM工場で生産されます。工場はいつも次々と変わるトレンドに対応することを求められます。新しいもの、今までにないものを求めるのが常なので、シーズンやトレンドが変わると扱う素材も変わるのが常で、ひとつの素材やデザインに時間をかけて追及するものづくりは難しいのが現状です。

 そしてOEM工場は優秀な工場であればあるほどアパレルの極秘事項で殆どお客様には知らされません。

  UTОは日本では珍しい「モノづくりのブランド」です。カシミヤという素材に絞り込み日々カシミヤを勉強しています。

 ファッション素材と言ってもウール(羊)をはじめ、アルパカ、モヘア、アンゴラ、等々。綿でもナイルや海島綿などの超細綿、発色の良いスーピマ綿、軽さが特徴のペルー綿。麻でもリネン、ラミーなど種類があります。数え上げたら限がないほどです。一つ一つの素材はそれぞれに特徴があり奥が深いものです。

 岩手県北上市にあるUTO工場の職人たちがカシミヤに対する技術や知識を重ね、大量生産に追われることもなく一枚一枚丁寧に作っている、正真正銘のメイド・イン・ジャパンです。 

 また、自社での企画・製造・販売という流通の簡素化により、世界の一流ブランドにも負けない品質にも関わらず、このリーズナブルな良品良価を実現できています。

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