2001.9 癒しの植物達
* カシミアおやじのたわごと *
植物の緑や自然は、私にとっては疲れた神経や頭をきれいにしてくれる消しゴムの役目でとっても大事です。一週間も自然や植物に接しないとイライラしてきます。
悲しいかな今の我が家では、緑を育てるスペースは猫の額程。玄関先の階段と駐車場の空きスペースしかないので、数個の鉢植え達が我が家の緑の全てです。
オリーブが4鉢、ギボシが6鉢、レモンが2鉢。それにカンアオイの1鉢。 一番大事にしていたオリーブが5年目にしてやっと実がなりました。
狭いスペースに押し込めていたことが風媒花のオリーブの受粉に好都合だったんでしょう。昨年までは花は沢山つけても殆ど実をつけるまでには至らずにほんの数個が小さな実になってもすぐに落ちて小豆の大きさまでになったことはありませんでした。
一昨年の春、幕張メッセで行われた園芸博でオリーブを出品している業者さんから、『これはイタリアの奴で実がつきやすいんです』と太鼓判を押されて買ったものの一年目は花も咲かず、環境が悪いんだなと諦めていたのに、今年の環境はもっと悪化していると思っていたのに沢山の実をつけてくれました。それまで全く実をつけなかった以前からのオリーブも少ないながら実をつけています。
1日、2日で目に見える変化があるはずが無いのに、玄関を出入りするたびに確かめずにいられません。夏は小豆ぐらいの大きさだった実が今では大きくなって少しずつ色づき始めて紫色に変わっているのもあります。可愛いもんです。
レモンは去年、鉢植えの割には沢山の実がなり友人にあげたり紅茶に使ったりフライに絞ったりと楽しめたのに、今年は陽射しが足りないせいか花は沢山咲いたのに雌花が殆ど咲かず1個だけかろうじて残っています。
それにしてもこんな処にレモンがあるのを揚羽蝶はよくも見つけ出すもので、ちょっと油断すると卵を産み付けていきます。昔、蝶を飼育していた経験があるので卵や幼虫を探すのは慣れているんですが退治する時はやはり心が痛みます。
一鉢だけあるカンアオイは20年以上も昔にギフチョウを飼育していた時の名残です。
たったこれだけの緑で癒されている、随分と安上がり。というより甲斐性の無いだけか?