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2006.10  ガッチリマンデーと経済羅針盤

* カシミアおやじのたわごと *

日曜日朝7時半からTBSで放送されている『がっちりマンデー』という番組が楽しみです。元 TBSのアナウンサーの進藤昌子さんと吉本興業のタレントの加藤浩次の司会で、日曜の朝の民放では珍しい経済番組です。

がっちりと儲かっている企業や経済トレンドなどを紹介する30分番組で面白くとっても勉強になります。同じ日曜の朝9時25分からNHKで『経済羅針盤』という経済番組があります。こっちも毎週見ています。

 過日のがっちりマンデーは、上場して二年で時価総額15兆円(松下6兆・ソニー5兆)になったIT企業、グーグルの日本法人村上社長がゲストで、社内でのユニークな仕事ぶりを、一方NHKの経済羅針盤は今最も注目の温泉地、熊本県黒川温泉の仕掛け人、新明館の後藤社長がゲストで誕生秘話と成長のポイントを紹介されました。

どっちらの番組も成功事例を紹介し分析する、似たような内容の経済番組なんですが、印象が違いすぎることに、なんでだろう?と疑問がわいてきます。

 『がっちりマンデー』はカジュアルな服装、軽快な会話。加藤浩次が例の調子で『社長!すごいじゃないッスか!』などと場を和ませたり、ぽろっと本音が出るように話を盛り上げたりして、難しい話をお茶の間の人にもすんなりわかるように誘導して、笑いながら30分があっという間に終わってしまいますが、儲けのポイントはしっかり頭にのこります。

 一方、NHKの『経済羅針盤』のゲストのファッションはビジネススーツのネクタイを外しただけみたいな服装。(どうして日本の経営者はあんなファッションなんでしょう。神明館の後藤社長カジュアルでした)話も台本どおりというように決して脱線することはありません。真面目で硬くまるで『お勉強』のような番組です。(NHKには悪いけど、僕の独断と偏見かも)

 がっちりマンデーを見た後なので、どうしてこんなに番組を面白くなくするんだろうと不思議なくらいです。NHKだから砕けてはいけないんでしょうかね?その上生放送らしいので余計な緊張が感じられます。何の為に生にするのか理解できませんが、作っている方はそのほうが良いと思っているんでしょう。

がっちりマンデーと比べられているなんて夢にも思っていないでしょうが同じ内容なら、僕はお堅いより面白いほうがいいです。勉強だって楽しい方が良いですから。

でも自分も含め、『正確に伝えよう』とまじめなあまりに硬くなったりするケースは多いんですよね。人の振り見て我が振りなおせと反省しきりの両番組です。

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